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　高橋均先生近著　『経典釈文論語音義の研究』。

　４年前の『論語義疏の研究』に引き続き、創文社『東洋学叢書』の一冊として出版。




［写真No：a (2)］

　2017[平成29]年２月20日　第一刷印刷

　2017[平成29]年２月25日　第一刷発行




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　2017[平成29]年３月８日は高橋先生81歳の誕生日。

　その直前の快挙でした！




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　読んでもチンプンカンプンだろうと思いながら、果敢にページを繰ってみたところ…




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　しかし、高橋先生は『藤原頼長』をマークし始めてもう20年になるそうだ。

　藤原一族の男なんてみんな『光源氏』みたいなものだろうと思うのだが、高橋先生、一体、どうしちゃったんだろう？



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　と、この頼長先生、36歳で早世したらしいのだが、『光源氏』どころか、学問の世界、特に中国の学問に強い関心を寄せていた英才だったらしく、「鎌倉時代以前の記録で皇侃の『論語義疏』十巻を読んだことを具体的に記す唯一の人と、『論語義疏』の専門家である高橋先生は絶賛して止まないのだ！


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　このページに書かれているように、彼の日記『台記』（※「たいきと読み習わされているそうである）を見て圧倒されるのが、彼の読んだ中国の書物の量とそのスピードだそうだ。

　17歳〜24歳という花も実も有る頃、今の高校から大学にかけての７年間に『論語』、『礼記』、『左伝』等1,000巻以上を読んだことになるそうだ！

　（※我々の時代には日本にそんなに沢山の本は無かったと思う。つくづくラッキーな時代だった…）




［写真No：a (10)］

　４年前に出版した『論語義疏の研究』のあとがきで初めて知ったが、今、あらためて確認してみると、やはり間違い無い。

　２冊とも出版前年の八月にあとがきを英国の『幽居』でしたためている。

　高橋先生が英語を話しているのを一度も聞いたことが無いが、大丈夫だろうか・・・



［写真No：a (11)］

　価格は： 本体8,500円＋税 です。